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仕事に対する取り組み方

仕事が出来る人とは?仲間が望む人とは?会社が望む人とは?

まずは良く気がつく人です。そして相手の立場に立って考えることができ、行動することが出来る人をさします。

仕事はやりたい人にやってもらう

新たにお客様から依頼を受けた仕事は、上司が部下に対して命令をして強制的にやらせることはウェブサーブではありません。会社の方針にあった仕事を受注することが前提になりますが、それであればやりたいと思う人にやってもらいます。
ただし、それ以前に受け持っている業務のスケジュールもあるので、物理的に受けることが出来そうな人にやってもらうことになります。スケジュール的に無理をしてでも、どうしても自分がやりたいと思う人がいれば、その人にお願いします。その思いが強いほど、何とか工面して成し遂げようとします。
もし、誰もやりたがらない仕事を受注したとしたら、それは仕事を受注した人の選択が悪かったということになるのです。営業担当や上司が受注してきた仕事を、開発担当者や部下が絶対にやらなければならないということはウェブサーブではありません。

上流工程はお客さま

「仕事はやりたい人にやってもらう」に書いたことですが、それでは逆にやりたくなければ何もしなくても良いでしょうか?
何もやっていない人に支払う給料は、どこから出るのでしょうか? どこからも出ません。 自分の給料は、お客さまから頂いたお金から出ています。
お客さまからお金を頂くには、まずは受注しなければなりません。営業はお客さまに一生懸命プレゼンをして、競合企業と相見積もりをして苦労して仕事を受注します。
そのため、社内で仕事を持っている人=営業は、開発サイドから見たらお客さまと同じ位置になります。そのため開発のリーダーは、営業に対して技術力の高さや、高いプロジェクトマネジメント力などをアピールして社内受注に努めるのが本来だと思います。
また、開発リーダーの部下であるシステムエンジニアも同様に、開発リーダーに対して魅力を発信しないと良い仕事は回ってきません。それが末端のプログラマーまで、「上流工程はお客さま」という連鎖を維持する必要があります。
そのためには、技術者は新しい開発手法や管理手法などを常に勉強して、上位職がより発注(業務指示)したくなるよう努力をし続ける必要があります。

下流工程はパートナーさま

「上流工程はお客さま」で、開発のリーダーは営業が受注した仕事に社内営業をして仕事をもらう必要があると言いましたが、受注した仕事が社内の全メンバーに対してミスマッチだったらどうなるでしょうか?
誰も受けてくれない、受けても良いけど初めてやることなので勉強代込みで高額の開発費が必要になり、受注額を超えてしまうなど、大きな問題になります。
これも当たり前な話ですが、上流の人は次に仕事を受けてくれる人の能力や得意分野などを考慮して仕事を受注する必要があります。何でも良いから受注してきた仕事をやらせると、利益も出ないですし、開発サイドの不満も溜まり良い関係が維持されなくなります。
そのため、受注前に開発側と相談して会社にとって一番良い形で仕事を受注することも必要です。
そのため、営業が上で技術が下という考え方にはなりません。共にパートナーなのです。
お互いが、成長できる範囲でチャレンジを交えた仕事を取ったり、得意分野で仕事を取って利益を多く出したりとバランスが重要です。バランスを崩した状態が続くと、お互いの協力関係は崩壊しどちらかが退職せざるを得ない状況にまでなります。
重要なのは、お互いが切磋琢磨しながら感謝しあい、会社の成果を上げていく関係作りです。

お客様が望まれる事がベストとは限らない

ウェブサーブの経営方針に「お客様に喜んでいただける仕事を目指します。」と言う項目があります。それでは、「お客様に喜んでいただける仕事」とは何でしょうか?お客様が望まれることをやるという解釈が一般的ですが、全てがそれに当てはまるとは考えていません。
お客様はコンピュータシステムに関しては知識が少ない事が多いため、少ない知識の範囲内で思いついたご依頼をされることが多いのです。仕事を受注して売上げに結びつけるという観点からだけ見ると、お客様がお望みの通りの仕組みを開発すればよいことになります。契約上も何も問題有りません。しかし、お客様のお仕事の内容を理解したり、ご希望されているシステムの導入目的を詳しくヒアリングすることで、お客様がお考えになった仕組みよりも良いものをご提案することが出来ます。さらに、少ない予算で想定していたよりも多くの効果を出すことも可能です。そのため、ご依頼いただいたシステム開発依頼を鵜呑みにしてお受けすることはしません。可能で有れば、業務相談などを通してお客様の会社の業務を理解した上で、本当に必要なシステムをプロの経験を通してご提案させていただきます。
ただし、この方法はウェブサーブにとっては時間と費用が多く掛かります。商売の効率から見れば悪くなります。お客様の方から「これを構築してください」とご依頼が来ているわけですので、すぐに着手すれば売上げ時期も早まります。それを行わないで、業務把握、整理等の作業をご提案すれば開発時期は遅れ、売上げも先送りになります。さらに、業務整理を行うことで開発規模は小さくなり費用も安く済むことが多いので、売上額も小さくなってしまいます。それでも、長い目で見てお客様にとってより良いものをご提供することが「お客様に喜んでいただける仕事」と考えています。

お客様から依頼が来てから動いていたのでは遅い

お客様からシステム構築のご依頼がきて、それからお見積もり→システム構築へとはいるのが一般的ですが、ウェブサーブではその手法ではほんとに良いシステムは構築できないと考えております。
お客様にとって本当に有用なシステムとは、お客様の業務を理解した上でご提案するものであると前の「お客様が望まれる事がベストとは限らない」で解説しましたが、その作業をシステム構築のご依頼が来た後で行うのでは遅いのです。ご依頼が来てから業務把握、整理をしていたのではシステムを構築するまでに長い期間が必要になりますのでお客様に待っていただかなければなりません。システム導入時期が遅れることで、お客様のビジネスチャンスをつぶしてしまっては意味がありません。
また、常にウェブサーブの社員に有る程度の人数の空きがあり、ご依頼いただいてからすぐに動ける状況を作り上げることができればベストですが、そのために経費を使って余剰人員を抱えるのは経営効率の上で良くありません。結果としてその経費負担はウェブサーブに仕事をご依頼いただいたお客様の負担となります。
そのためシステム構築のご依頼がある前に、業務整理、把握、提案作業を先行的に行う必要があります。システム構築のご依頼がある前に、お客様に対して「こういうシステムが必要です」と先行提案できる状況を作ることがベストと考えます。ウェブサーブの評価基準で言うと「先手の提案ができる」と言うランクになります。
良いシステムを構築するためには、先行して業務整理、把握、提案を行うことが必要と説明しましたが、それはシステム構築依頼がウェブサーブに来ることを前提にしています。しかし、構築依頼がない状態で業務整理、把握、提案だけをお客様にご提案したのでは、意図を理解していただくことは困難です。
そのため業務の柱に業務コンサルティング、システム構築コンサルティングを置いています。システム構築の必要性の有無に関わらず、困っておられる企業様を見つけだし、お客様の企業の一員と言う立場で改善提案を行う必要があります。改善手法の1つとしてシステム提案を行います。したがってウェブサーブの業務範囲はコンピュータシステムの構築に留まりません。

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