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基本業務に対する考え方

社員研修に対する考え方

ビジネスマナーなどの新入社員用の研修は会社としては特に行いません。それは、研修を会社として用意するべきものではなく、個人が自ら身につけるべき内容だと考えるからです。
他社では、新入社員研修に予算を組み、1日1人当たり数万円を会社が負担して実施していますが、その費用はどこから出るのでしょうか?それは、既に実務をこなしている先輩の稼ぎから出ているのです。
終身雇用を前提とした場合は、自分の力で仕事が出来るようになったときに、自分で稼いだお金の一部を使って後輩の研修費用を出すことで、収支のバランスが保たれると思います。しかし、ウェブサーブではこの考え方は最小限に押さえたいと思います。研修費用をカットできる理由として、多数販売されている書籍を読めば十分理解できる内容ばかりだからです。ビジネスマナーは人から教えてもらうべき内容ではなく、社会人として自力で習得すべき内容だと考えるからです。
また、研修を受ける場合は受動的な態度になり理解力も落ちます。自ら本を読んで勉強する場合は、その逆だと思います。研修よりも短時間で習得することもできます。また、本であれば自分の時間の都合に合わせて読むことが可能です。
会社に入ったら新入社員研修は会社が行うべきものであるという通念をウェブサーブは持っていません。本来で有れば、入社する前に各自が身につけておくべき内容です。
書籍だけでは十分に身に付きませんので、後はOJTで実践しながら身につけていけば十分な内容です。ビジネスマナーがない状態で会社に入社すると言うことは、仕事を出来る準備もない会社の営業マンがお客様のところに出向き、「これから勉強しながらがんばりますので、勉強代込みでお仕事を下さい」とお願いしていることと同じです。勉強代まで含めてお金を支払って下さるお人好しのお客様はいません。
ビジネスマナーの無いものが仕事をするとお客様にご迷惑が掛かります。会社としてそれは好ましいことではないので、会社がそうならないように面倒を見てきましたが、ウェブサーブではそう言う人には仕事そのものを出しません。つまり、職を失ってしまうことになるのです。ビジネスマナーの無い人が会社にいた場合、困るのは会社ではなく個人です。

あいさつ、礼儀について

これは、お客様とコミュニケーションを行いながら業務を遂行していく上で、もっとも基本的で絶対必要なものです。
出来れば、入社前に本を読んで勉強するか、入社1ヶ月以内に外部の研修を受講して、「あいさつ、礼儀」が出来るようにしておく必要があります。これは、お客様だけではなく社内の先輩や同僚と接する上でも非常に重要なことです。 これに関しては、ウェブサーブに入社しないと身につけることの出来ないものではないので、入社前に身につけておくことを強く要望します。

自分のことは自分でやろう

仕事が少しずつできるようになると、面倒な事や単純作業は忙しさを理由に他の人にやって欲しくなることがあります。依頼される人にとって成長の過程で役にたつ仕事で有れば、どんどんお願いすればよいのですが、そうでない仕事も沢山あります。
お茶くみ、掃除、コピー等の雑用です。弊社では、このような業務を担当してくれる人は求人していません。そのため、雑用を担当してくれる人は居ません。
一般の会社では女性社員を雇用する事例が多いようですが、それだけのために社員一人を雇用しますと正社員の場合、年間300万円以上の人件経費が必要になります。もし、自分の雑用は自分でやるだけで会社の経費にそれだけの差が生じ、余ったお金をみんなで山分けした方が良いですよね。そのお金で、社員旅行に行った方が良いですよね。 ただし、雑用がもとで仕事の効率が著しく落ちては会社全体の効率が落ちますので、雑用をしてくれる人に仕事を出すよりは、どうしたら雑用の負担が楽になるかを考えるべきです。
お茶は元々自分が飲むものですので、自分で入れれば済むことです。弁当も会社で共同購入して給与から天引きすることも他社では耳にしますが、事務経費がかさみます。自分で食べるものは自分で購入し、自分で精算すれば会社の負担は減ります。定期積み立てなども同じ考え方が出来ます。これに関しては、会社にメリットがある場合は、それと比較してどうするか決めますが、弁当代の精算は会社にメリットはありません。 掃除は、自分が生活をする会社ですので、気持ちよく仕事をするためには身の回りや共有スペースを綺麗にするのは当たり前だと思います。それが出来ない人は、お客様に喜んでいただく為に仕事をすることは難しいと思います。社内でも綺麗になれば他のメンバーが喜んでくれます。自分も気持ちよくなります。 後は効率よく掃除ができる道具やケミカル用品を揃えておけば最小限の時間で効果を上げることが可能です。 コピーに至っては、弊社では業務として存在しません。それは創業以来コピー機を購入したことがないからです。電子データを扱う仕事柄もありますが、プリンタが有れば事足ります。プリンタは、自動的に何枚でもコピー(印刷)してくれます。どうしても必要な場合がたまに発生しますが、コンビニで用は足ります。どうしたらコピー作業を減らすことが可能か考えることが重要です。
自分でできることは極力自分でやる。自分でやる作業はどうした効率よくできるか工夫をする。それだけの努力で人一人分の人件経費が浮いて、そのお金を別の用途に使えると思えば、雑用は容易い用だと思います。また、そんなに簡単なことでも人にお願いするためには説明も必要ですし、意志がうまく伝わらなくて思うような結果が得られないこともありますが、全部自分でやればその心配は不要です。
人にお願いする場合は、その業務を行うことで依頼された人が成長する上で役立つことにすべきです。それであれば、時間を掛けて説明しても価値があります。失敗しても価値があります。 ただし、全員平等で社長から新入社員まで全て自分のことは自分でやらなければならないとルールを厳格に決めることにも問題があります。仕事がそれほど忙しくない場合や、仕事を覚えたてで時間的に余裕のある人は進んで他の人の雑用を引き受けることも大切です。それが会社全体に対してメリットがあると判断すれば、進んで雑用を引き受けることも可能です。その判断を身につけることが大切です。状況によっては、職位の高い人が低い人の雑用を引き受けることも必要です。

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